お父さんの大事な話

~ 子供に伝えたい!! お父さんの熱い思いをひたすら語るブログです ~

時間が解決してくれる

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苦しいことも、悲しいことも
きっといつかは・・・

 

 あなたたちも友達関係に限らず、いろいろな悩みがあると思うし、今はなくてもこれからいっぱい出てくると思う。でも、きっと何とかなるし、たいていのことは「時間が解決してくれる」。

 

 この「時間が解決してくれる」という言葉は、昔、お父さんが友達関係で悩んでいたときに、おばあちゃんが言ってくれた言葉だ。お父さんが何で悩んでいるのかをおばあちゃんに詳しく説明したわけではない。ただ、おばあちゃんは、お父さんが悩んでいるのを見て察して(分かって)くれたんだろうね。

 

 その時に「時間が解決してくれるから心配しなさんな(心配するな)。どんなに苦しいことや悲しいこと、また逆にどんなに楽しいことやうれしいことも、その状態がずっと続くことはないよ。(苦しいことなどが)ゼロになって消えてしまうことはないかもしれないけど、絶対に薄まっていく。」「記憶と忘却(覚えることと忘れてしまうこと)は神様が人間に与えてくださったことだよ。苦しいことや悲しいこと、つらいことのままだったら人間は生きていけない、時間がたてば少しずつ忘れて薄まっていく。だからそう心配しなさんな。」ってね。

 

 お父さんはこの言葉にすごく助けられた。今でも大事に思ってる。そして、今でも仕事やいろいろなことで苦しいことがあっても、一生懸命やっていればいつか「時間が解決してくれる」「必ずなんとかなる」と思って頑張ってる。そして、なんとかなってきた。

 

 だからみんなも大丈夫、何があっても真面目に一生懸命やっていれば必ず「時間が解決してくれる」「絶対になんとかなる」からそんなに心配しないでね。

 

断る勇気

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お断り!!

 

 前回、『いやなものは「いや!」ダメなものは「ダメ!」とはっきりと断る勇気を持とう!!』と書いたけどこれは大事なこと。

 

 人間は誰でも人に嫌われたくないし仲間はずれにされたくないから相手の要求を受け入れて認めてもらおう、仲良くしてもらおうとしてしまう。人によるだろうけど特に子供の時はそういう気持ちが強いような気がする。

 

 もちろん、その気持ち自体は悪いわけではないし、自分勝手なことをせずにまわりの人に合わせて協調性(仲良く調子を合わせること)をもって行動することは大事だ。

 

 しかし、相手やそのまわりの人たちが「やっていること」「やろうとしていること」が、間違ったことやしてはいけないことなら、それを求められたとしても「いや!」「ダメ!」「できない!」「自分はやらない!」とはっきり断ることがとても大事だ。       

 

 そんな友達とは仲良くする必要はないし、嫌われてもいい。そう思ったら気持ちがすご~く楽になるよ。「仲良くしなきゃ!嫌われたくない!」っていう気持ちが強すぎると、友達づきあいは本当に苦しいものになる。お父さんも大分苦しんだけど、それに気がついてからすごく気持ちが楽になった。

 

 それで、仲間はずれにされたり、嫌われたりすることがあるかもしれない。その時はつらいかもしれないけど、そんなことに負けちゃダメだ。自分が正しい道を選んだという自信を持ってほしい。そんなことで離れていくような友達ならどうせ長続きはしないし、無理に仲良くしようとしてもいつかは離れていくよ。

 

 友達づきあいやいじめに関しては前にも書いたから過去の記事を参考にしてね。

 

 

nikkokun0103.hatenablog.jp

 

nikkokun0103.hatenablog.jp

 

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お金の貸し借り

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地蔵顔と閻魔(えんま)顔(閻魔様の代わりに鬼で・・・)
お金の貸し借りはトラブルのもと!!

 

 「お金」のことは大事なことだからもう一つ「お金の貸し借り」について、話しておきたいと思う。

 

 結論から言うと人との間で「お金の貸し借り」をしちゃいけない。絶対にしないほうがいい。大人でも「お金の貸し借り」でトラブルになって殺人事件まで起こることがある。お金を「貸した・借りてない」「返した・返してない」といってトラブルになることがたくさんある。

 

 借りることはもちろん、貸すことも良くない。大人でも簡単にお金の貸し借りはしてはいけないし、ましてや子供が自分で稼いだお金でもないのに友達に簡単に貸すものじゃない。友達に「お金貸して」といわれても貸しちゃダメだよ。それでその友達が離れていってもそれだけ薄(うす)い関係だっただけだ。そんなのは本当の友達じゃないから気にしなくていい。

 

 どうしても借りなきゃいけないときは必ずいつまでに返すという日を決めて、その日より一日でも早くに返しなさい。そうすると信頼してもらえる。「あ、こいつはお金を貸しても期日(返す日)までにきちんと返してくれる、信頼できるやつだ」となる。

 

 逆にどうしても貸さなきゃいけないときは、お金が返ってこないものと思って貸すことだね。言い方を変えれば返してもらわなくても問題ないくらいのお金しか貸しちゃダメだ。

 

 ただ、そうすると相手が調子に乗って「あいつはお金を貸してくれるし、借りても返さなくていいからもっと借りてやろう」ってなことになりかねない。一度貸してしまうと2回目に「いやだ」といっても「この前貸してくれたじゃないか」といってしつこく狙われるようになる。どんどんエスカレートしてお金をむしり取られるようになる。

 

 昔から「借りるときの地蔵顔(えびす顔ともういうのかな)返すときのえんま顔」ということわざがある。辞典で調べると「お金などを借りるときは、相手の機嫌を取ろうと優しいにこにこ顔をするが、返すときになると、渋い不機嫌な顔になる。人間は身勝手なものだということ。」と書いてある。まあ、お金を貸してくれと言ってくる人は、あまりろくな人はいないよ。

 

 また、「金の切れ目が縁の切れ目」ということわざもある。辞典にはこう書いてある。「お金があるうちは続いていた縁(関係)もお金がなくなると、相手は手のひらを返したように冷たくなり、誰もが離れていく。つまり、お金がなくなったときが縁の切れるときであり、人間と人間のつながりは金銭上の(お金の)利害損得(損するか得するか)によってなりたっているものだということ。」人間なんてホント、身勝手だね。

 

 お金の貸し借りは大人でも難しい問題だから、子供が簡単にするものじゃない。ましてやお金を「あげる」なんてことはしちゃダメだぞ!それこそカモにされてどんどんお金を取られるようになっちゃう。いやなものは「いや!」ダメなものは「ダメ!」とはっきりと断る勇気を持とう!!

金を追うな、追われるようになれ

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「人生のゴール」ってなんだろう?
出世か??  金持ちか??

 

 もう一つ「お金」の話をしよう。大じいさまから教えてもらった言葉で「金を追うな、追われるようになれ」という言葉がある。これもお父さんが大切にしている言葉だ。

 

 子供の時は「お金に追われるようになれって言ったって・・・、そりゃお金が追っかけてきてくれたらそんな楽なことはないよな~」と思ってた。それに、「普通に会社に勤めてサラリーマンだったら給料も決まっているだろうし、お金が追っかけてくることなんてないよな」とも思ってた。

 

 しかし、大人になっていろいろ経験して考えてみると、これは大じいさまの言葉のとおりで損得計算せずに、前回の話のように「人の喜ぶこと」別の言い方をすれば「人のためになる仕事」を一生懸命していると自然に仕事が増える(収入が増える)ことは間違いない。お父さんは自営業(事務所を経営している)だからよく分かる。

 

 じゃあ、サラリーマン(会社などに勤めて給料をもらっている人)はそうじゃないかと言ったらそんなことはない。サラリーマンだって一緒だと思うよ。

 

 会社の中で他の社員が嫌がることを一生懸命やる、会社のために一生懸命働く、そして何より大事なのが会社の仕事を通じて世の中の人が喜ぶことをするということだ。そうすれば自然に会社の中でも出世するだろうし、給料も自然に上がる。

 

 言い方を変えれば、会社の中でも外でも仕事を通して人の喜ぶことを一生懸命する、自然と会社が儲かる、会社が儲かれば自分も出世し、自然に収入も増えるということだ。

 

 お父さんのような自営業であろうがサラリーマンであろうが、自分の「お金が欲しい」とか「出世したい」という思いが強いと、もしくはその思いだけだと、損得計算が先になって自分を基準に損するか得するかしか考えないようになる。そういう人間は人から好かれないし信頼されないから結局はお金も入らないし出世もしない。仮に出世したとしても、それは一時的なことでいつかは必ずつまずく。

 

 ただ、サラリーマンの場合に大事なのは、そもそもその勤めている会社が世の中のため人のために役立つ仕事をする会社かどうかということだ。会社自体が、自分の会社の金儲けしか考えていない会社ならそんな会社で一生懸命働いたって世の中のため人のためにはならない。だから会社に就職する時には、給料が多いとか休みが多いとかだけで選ぶのではなくて、本当にその会社が世の中のため人のために役に立っている会社かどうかをしっかり見て、考えてから選ばなきゃいけないね。

 

 あなたたちがこれからどういう道に進むのかはまだ分からないけど、このことをしっかり頭に入れて、一生懸命勉強して世の中の役に立つ大人になってほしい。

 

 けして金儲けや出世のことだけを考える人間にはならないでね!!

 

お金を稼ぐということ

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お金持ちになりたいよね~
どうやったらお金を稼げるんだろう・・・??

 

 ちょっと話を変えて、お金の話をしようか。みんなも成長するにつれて気になることだよね。

 

 お父さんの仕事場には、中学生や高校生、大学生がインターンシップと言って職場体験、ようは仕事の体験に来るんだ。中学生は15年以上前から、高校生と大学生は10年くらい前からかな、受け入れてきた。ここ1、2年は仕事の都合や新型コロナウィルスの関係で受け入れできなかったけど。

 

 期間は、中学生と高校生が2~3日、大学生は1週間から2週間くらい。事務所にいるだけでなく役所や裁判所に連れて行ったりもしてあげる。本物の裁判を見せてあげるとけっこう喜んでくれる。ま、実際の裁判はテレビドラマと全然違って地味~な感じだけどね。

 

 それで、職場体験に来た生徒に必ず聞くことがあるんだ。それは、「お金を稼ぐってどういうこと?」っていう質問。すると大抵は「仕事をする」と返事が返ってくる。「じゃあ、仕事をするとどうしてお金がもらえるの?」と聞くと、けっこうそこでつまる子が多い。「労働の対価(たいか)」(難しい言葉だね、まあ働いたお礼と言っておこうか)という子もいる。そこで、お父さんは「だからなんで働くとお金(お礼)をもらえるの?」と聞き返す。中には、「お!それそれ!」って正解を言ってくれる子もいるけどなかなかいないね。

 

 お父さんが考える正解は「自分が人に喜んでもらえることをしたお礼にお金がもらえる」ということだ。つまり「仕事」というのは「人に喜んでもらえることをすること」だ。

 

 大じいさまも「人の喜びを我が喜びとせよ」と教えてくれた。「人を喜ばせて、人が喜んでいるのを見て自分の喜びとしなさい」ってことだ。お父さんがすごく大事にしている言葉だよ。

 

 大むかし、お金のなかった時代は、物と物を交換していた。物々交換だね。物だけじゃなくていろいろな技術やサービスがある。獲物を捕ってくるのが上手な人、その道具を作るのが上手な人、着る服を作るのが上手な人、竪穴式住居を作るのが上手な人・・・。

 

 ここでは分かりやすく「物」で考えてみよう。相手が持っている「物」を自分がほしいと思ったときに、自分も相手がほしいと思っている「物」を提供(相手に差し出すこと)しなければ物々交換は成り立たない。相手が気前よく「いいよ、あげるよ!」って言ってくれる場合はいいかもしれないが、そうでなきゃ無理やり奪い取るか(強奪=ごうだつ)、だまして取るか(詐欺=さぎ)、盗むか(窃盗=せっとう)しないと手に入らないよね。そんなことしたら犯罪だ。

 

 だから、物々交換というのはお互いに相手に「喜んでもらえる物」を提供しなければ成り立たない。

 

 そして、人が増え市場(いちば)ができて決まった日に物々交換するようになった。今度はいちいち物々交換するのが面倒だから「貨幣(かへい)」つまりお金ができてお金と交換で何でも手に入れる、買うことができるようになった。昔は、貨幣として「お金」の代わりに「塩」や「米」を使っていたこともあるらしい。

 

 だから、「物」から「お金」に代わっただけだから根本(一番大切なこと)はいっしょで、自分が相手に「喜んでもらえる物」を提供しないと「お金」はもらえないということだ。

 

「物」だけじゃなくて「技術」や「サービス」でも同じことで、「人に喜んでもらえること」を提供して初めて「お金」がもらえるということだよ。

 

 だから、例えばギャンブル(賭け事)や宝くじ、株取引(会社の株を売ったり買ったりして儲けること・・・ちょっと難しいかな?)などでお金が手に入ったとしても、それは本当の意味でのお金じゃないとお父さんは思ってる。

 

 現代は、より社会(世の中)が複雑になって、いろいろなお金の儲け方(もうけかた)があるかもしれないが、ちゃんと汗水たらして働いて相手から「ありがとう」って心から感謝されてもらう「お金」が本当の「お金」だよ。これは本当に大事なことだから絶対忘れないでいてほしい。あなたたちが将来どういう仕事をするようになるのか今はまだ分からないけど、仕事を選ぶときにこの考え方を大事にして選んでほしい。



言葉づかい

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柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺・・・
日本には美しい景色と言葉がたくさんある

 

 食事をするときの行儀や気持ちのいいあいさつが大事だという話をしたけれど、礼儀の中で大事なことを一つ忘れてた。

 

 それは「言葉づかい」だ。お父さんは口が悪いからいつもお母さんに「お父さんは口が悪い!!」って叱られちゃう・・・。

 仕事中も「えーい、クソッ!」とか言ってブツブツぼやいたり、テレビ見てても「アホかボケ!」とか言っちゃうから良くないね。それはお父さんの悪いところだ。まねしないでほしい。

 

 最近の若い人は(と言い出したらもうだいぶん年寄りだね・・・)、年上の人に気を遣って尊敬語など丁寧な言葉を使う人が少ないような気がする。使っても使い方を間違えてたり・・・。お父さんも完璧には使いこなせてないかもしれないけど、若い人のそういうところは気になるね。

 

 お父さんも同じ職業の先輩などで親しい先輩にはタメ口のように話をすることもあるけど、それは時と場合による。親しい先輩でも基本的にはいつでも丁寧に話できるようにしている。

 

 自分の態度や言葉づかいで、人に与える印象は良くも悪くもなる。当たり前だね。前にも言ったけど、感じの悪いものは感じが悪いし、いいものはいい。これは理屈じゃない。自分や相手の人の頭がいいとか悪いとかも関係ない。感覚、印象だ。

 

 大人になって働くようになって、言葉づかいが悪かったり、ろくなあいさつもできないような失礼な態度ではそれだけで信用されないし、相手にされないよ。

 

 礼儀正しくするということは、誰かに何かをしてもらう話ではない。自分がちょっと気をつけて努力するだけでできることだ。ちょっと努力して礼儀正しくするだけで、人生大分得するぞ!!

 

気持ちのいいあいさつ

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一番下のボクの作品
「気持ちのいいあいさつ」ができるようになろう!

 

 前回は食べるときの行儀の話をしたね。食べるときに行儀を良くするというのも礼儀正しくすることの一つだ。

 

 ところで「礼儀」ってなんだろう?辞書で調べると「相手に対して失礼にならないような態度やふるまい。」ちなみに「行儀」は「礼儀にかなった動作のしかた。」って書いてある。

 

 じゃあ、「相手に対して失礼にならないような態度やふるまい。」って、どういうことなのかもう少しわかりやすく考えてみよう。

 

 例えば、「おはようございます」「こんにちは」などの「あいさつ」をしっかりする、間違えたり人に迷惑をかけたら素直に「ごめんなさい」と謝る、年上の人に対する言葉遣いや、年下の人に対しても威張ったりしない、相手との約束を守る、時間を守る、などが考えられるね。

 

 すべて大事なことだけど、お父さんは、まずは「あいさつ」がとても大事だと思う。それもただ言えばいいというわけではなく「気持ちのいいあいさつ」が大事だ。

 

 ふてくされた態度で、相手を見ずに、どこを見てるか分からない状態で、小さな声でボソッと「おはようございます」って言ったって相手に伝わらないね。相手を見て、笑顔で元気よく「おはようございます」って言った方が気持ちがいい。これは理屈じゃない。感じの悪いものは感じが悪いし、感じのいいものは感じがいい。人が受け取る印象というものはそういうものだ。

 

 お父さんがどんなに仕事の知識があっても、「あの人、あいさつもしないし感じが悪いから嫌い」って言われたら仕事は来ない。やっぱり相手に与える印象は大事だ。

 

 大人の人でもちゃんとしたあいさつができない人がいるけど、やっぱり感じが悪いし、その人は損してるなあ、とお父さんは思う。

 

 もちろん、あいさつにもいろいろあって、気楽なあいさつもあれば、丁寧にお辞儀をして頭を下げてするあいさつもある。まずは丁寧なあいさつができること。それを基本に、時と場合によって、いろいろ使い分けられるようになるといいね。