お父さんの大事な話

~ 子供に伝えたい!! お父さんの熱い思いをひたすら語るブログです ~

米粒の気持ち

 

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ごちそうさま??

 

 食べ物の好き嫌いが多い人の中には、嫌いな物を残して簡単に捨ててしまう人がいるね。(最近は、好き嫌いだけでなく、本当は食べられるのにダイエットを気にして捨ててしまう人もいる・・・)お父さんは、あれは食べ物がもったいないし、料理を作ってくれた人に申し訳ないことだなと思う。

 

 そして、料理を作ってくれた人だけではなく、いろいろな人に申し訳ないことなんだ。それはどういうことかというと、お父さんやあなたたちが料理を口にすることができるのは、いろいろな人のおかげで成り立っているということだ。

 

 その料理の材料となる穀物(こくもつ)や野菜を作ったり、魚を捕ってきたり、お肉の元となる動物を飼育してくれた人(農家・漁業・畜産など)、それを缶詰やレトルトパック、冷凍食品など様々な形に食べやすいように調理してくれる人(加工)、加工した食品も加工していない食品も含めて市場やスーパーマーケットなどに運んでくれた人(運送)、スーパーマーケットやコンビニなどのお店で販売してくれた人(小売)、最後にお店や家庭で料理を作ってくれた人(飲食店のコックさんやお母さんなど家族の人たち)など、いろいろな人たちのおかげで、やっとおいしい料理を口にすることができるんだ。

 

 そして、なにより穀物や野菜、魚やお肉などは「自然の恵み」がなければ成長・生育はない。この「自然の恵み」のおかげでみんなおいしい食べ物を口にすることができる。

 

 この「自然の恵み」に、そして料理を口にするまでに関わってくださった多くの人たちに感謝しなきゃならない。この感謝の気持ちがあれば、そう簡単に食べ物を捨てるなんて粗末(そまつ)に扱うことはできないはずだ。

 

 ご飯一粒も残さずに食べることが大事。茶碗に米粒がいっぱいついたまま「ごちそうさま」する人がいるけど、一粒も残さずに食べてほしい。

 もし、自分がその残されたお米だったらどう思う?「ボクも農家の人に一生懸命育ててもらって、そして運ばれて売られて、炊いてもらってみんなと同じご飯になったのにボクは食べてくれないのかい?捨てちゃうのかい?そんなのいやだよ~!悲しいよ~!」って思わないかい?

 

 もちろん、体調が悪かったりして、どうしても食べられない時はあると思う。それは、仕方がない。でも、そういうときでも「残してごめんなさい。」という気持ちが大切だと思う。そして、感謝の気持ちを持って、できるだけ好き嫌いで食べ物を捨てたりせずに残さずに食べてほしい。食べ物を粗末にしないように!