お父さんの大事な話

~ 子供に伝えたい!! お父さんの熱い思いをひたすら語るブログです ~

あ・お・い・く・ま・・・「おこるな」

怒っちゃやーよ

 

 これも「短気は損気」ということわざがある。「短気を起こせばイライラしたり、まわりの人とうまくいかなかったりして、損をするはめになる。だから、短気には十分気をつけよ。」という意味だ。怒って腹を立てても何にもいいことはない。

 

 お父さんも仕事が忙しいときなどついイライラしちゃう。いけないなと思いながら、ついブツブツ文句言ったり、態度に出てしまったりしてしまう。それが相手に伝わると雰囲気が悪くなるし、ギクシャクしちゃうから本当に良くない。お父さんも反省だ。

 

 だいたい、よく考えたら怒ってる理由なんてたいしたことない事が多い。あなたたちの身近な例でいうと、買っておいてと頼んだものが買ってなかったり、朝起こして欲しいと頼んだ時間に起こしてもらえなかったとか・・・そんなもん自分で起きればいい話だね。

 

 友達関係でも、深刻ないじめを除けば、ちょっといやなこと言われたとか、されたとか。まあ、腹立つけど普通は命までとれられるようなことはまずないからね。

 

 大人になって仕事でもいろいろあるけどお父さんの口癖は「死なん、死なん。なんとかなる。」だ。今まで、腹立つこともあったし、いろいろ悩んだり苦しいこともたくさんあったけど、いつもそう思って乗り越えてきたよ。実際、なんとかなってきた。

 

 そして、何より同じ時間を過ごすのに腹を立ててイライラして時間を過ごすより、「アハハ、オホホ」と笑って過ごした方が同じ時間を過ごすのに得じゃないか!

 

 仮に友達か誰かとケンカしたとして、なかなか謝れなくて気をもんだり、仲直りするのに時間がかかるのは時間がもったいない。どこか気になって気持ちがすっきりしない状態が続くのはすごく残念なことだ。

 

 ホント、腹を立てて怒ってもいいことは何一つないから、腹立つときは早く怒りを自分の中に納めて次に進むことを考えた方がいいね。

 

 腹が立ったら、まずはなぜ自分が腹を立てているのか、何に腹が立っているのかその理由を考えてみよう。大抵のことは、(大げさかもしれないが)この宇宙の大きさから言ったら取るに足らないちっぽけなことだよ。そう思えば少しは腹も立たなくなる。

 

 腹が立ったときは、グッとこらえて一呼吸置いて冷静になれるよう自分をコントロールする力が身に付くように努力しよう。

 

 大人でも難しいけどね・・・完璧にはできなくても、少しずつできるようになるよ。

 

参考 母さんの「あおいくま」 コロッケ著 (新潮文庫