お父さんの大事な話

~ 子供に伝えたい!! お父さんの熱い思いをひたすら語るブログです ~

あ・お・い・く・ま・・・「くさるな」

陽はまた昇る!
くさらずに明日に向かって頑張ろう!

 

 人間誰でも、自分の思うようにいかないことがあったり失敗したりすると、へこんだり、自己嫌悪(じこけんお=自分で自分がいやになること)に陥(おちい)ったり、自暴自棄(じぼうじき=自分の思い通りにならなくてやけになること)になって「もうどうでもいいや!」って思ってしまうことはあることだ。

 

 そんなことないって?

 

 もし、そうなったことがない人がいたら、それは、よっぽど強くて素晴らしい人か、はたまた運のいい人か、単に自惚れ(うぬぼれ=実際以上に自分のことが優れていると思っていること)が強い大バカ者だね・・・。

 

 お父さんも、「オレってダメだな~、なんもできないな~」って思ったり、「何のために生まれてきたんだろう?」とか、自分に自信がなくなって悩むことがあるよ。

 

 でも、そこであきらめて何も努力しなくなったら、人生それで終わりだ。人生は厳粛(げんしゅく=まじめできびしいこと、動かしがたいこと)だ。自分が、人生という舞台から降りたらそれで終わり。誰も変わってくれない。仮に、誰かがあなたたちの代わりに努力して、あなたたちの人生を良いものにしてくれようとしたとしてもそれは無理だ。

 

 人生という舞台で演じられるのは自分自身だけ。演劇なら代役で何とかなるだろうけど、人生はそうはいかない。誰かに代わってもらうことはできないんだよ。

 

 まして、自分の思うように物事がうまくいかないからと、くさってしまって、しかも、うまくいかない理由を他人のせいにしたり、自分以外の周りの環境のせいにしているようでは、悪くなることはあっても良くなるはずがない。

 

「天は自ら助くる者を助く」という言葉がある。「神は、人に頼らず自ら努力する者にすすんで助力する。」という意味だ。結局は、良くなるのも悪くなるのも自分次第ということだ。

 

 だから、うまくいかないことがあったり、何かを失敗して自信がなくなることがあったとしても、けして、くさることなく、少しづつでいいから前を向いて努力していこう。

 

参考 母さんの「あおいくま」 コロッケ著 (新潮文庫