お父さんの大事な話

~ 子供に伝えたい!! お父さんの熱い思いをひたすら語るブログです ~

あ・お・い・く・ま・・・「まけるな」

これからまた寒い冬がやってくる
しんどいことに負けないで…

 

 これは、前に「負けていけ」というお話をしたから、「言ってることが違うんじゃないの?」「矛盾(むじゅん…つじつまが合わないこと)してるんじゃないの?」と思うかもしれないね。

 

 でも、そうじゃない。とするとどういう意味だと思う?

 

 「負けていけ」は、相手(他人)に対して、「負けていけ」ということだったよね。

今回の、「負けるな」は、「相手(他人)に負けるな」という意味ではなくて、「自分に負けるな」という意味だ。「自分の弱い心に負けるな」ということだね。

 

 「克己心(こっきしん)」という言葉がある。「自分のなまけ心や欲望に打ち勝つ」という意味だ。人間、誰だって楽したいし、しんどいことはしたくない。でも、だいたい「良いこと」っていうのは、面倒だったり大変だったりすることが多い。

 

 AかBの二つのうちどちらか一つを選べなきゃいけない場合に、Aを選んだほうが良いことは分かっているけどめんどくさい場合と、Bを選べば楽だけど結果はどうなるか分からない場合に、どれだけAを選ぶことができるかが大事だ。

 

 例えば、友達とケンカした時に、自分から謝って仲直りするか、ほっておいてその結果、その友達とは仲直りできずにそのまま友達でなくなってしまうような場合、どちらが良いだろうか?

 「自分から謝るのは嫌だなあ」と思っても、その自分の弱い心に打ち勝って、ちょっと勇気を出して、一言「ごめんね」といって仲直りすれば、友達を一人なくさずにすむね。

 

 人生は、こういう選択(いろいろある中からどれかを選ぶこと)する場面の連続だ。

 

 何気ない日常生活の中で、この小さな選択の積み重ねの中から、どれだけたくさん良い方を選ぶことができるかどうかが、実は、あなたたちの人生がより良いものになるかならないかに大きな影響を及ぼすんだよ。

 

 人生は、残念ながら二つの道をやり比べることができない。日常の小さな選択も、どこの高校や大学を受験するとか、どこの会社に就職するとかの大きな選択も二つやってみてから決めることはできない。

 

 そして、日常の小さな選択の中で、なるべくたくさん良い方の選択を積み重ねるためには、「克己心」が重要になってくる。さっきも言ったけど、良いことというのはだいたいめんどくさいことや大変なことが多い。自分の弱い心を乗り越えて、そのめんどくさいことや大変なことから逃げずに正面から向き合っていく努力が必要だ。

 

 もちろん100が100、全部完璧に良い方を選択することなんかできない。でも、頑張って、しんどくてもより良い方を選ぶように頑張ろう!

 

参考 母さんの「あおいくま」 コロッケ著 (新潮文庫

 

参考に過去の記事を貼りつけておくね。

nikkokun0103.hatenablog.jp