
「験(げん)を担(かつ)ぐ」って知ってるかい?
「縁起(えんぎ)などを担ぐこと。特に以前やってみて良かった瑣末(さまつ=重要でない小さなこと)な行いなどを縁起が良いと考えて再び行うこと。」(実用日本語表現辞典)という意味だ。
例えば、昔、あるプロ野球の監督さんが、試合に勝った時のパンツをゲンを担いで次の試合にもはくということを聞いたことがある。ホントかどうか知らないけどね。
仮に、ある時、学校の試験の日の朝にハンバーグを食べたら成績が良かったとしよう。それにあやかって、その後はいつも試験の日の朝は必ずハンバーグを食べるとか、そういうのを「ゲンを担ぐ」とか「ゲン担ぎ」というの。
テレビで、選挙の時に議員さんが選挙に勝つためにゲンを担いで「かつ丼」とか「カツカレー」なんかを食べているのを見たことがある。他にもスポーツ選手だったかな、パンツや靴下は必ず右足からはく、とかね。
そういう風に、あることをした時に何かの結果が良かったからそれと同じことを繰り返すんだな。
そんな、同じパンツをはいて試合に勝てたり、かつ丼やカツカレーを食べて選挙に当選したり、試験の成績が良かったり、合格したり、スポーツなどの試合に勝てたら世話ないよね。そんなわけがない。
「ゲン担ぎ」も「運勢占い」と同じであてにならないもんだよ。
「ゲン担ぎ」を気にしすぎて、「強迫性障害」という病気になって生活に支障が出てしまうこともあるらしい。自分が決めた「ゲン担ぎ」をやらなかったり、やり忘れたりするとかえって不安になって落ち着かなくなるんだな。
さっきの例で言うと、試験の朝、ハンバーグを食べなかったら不安で不安でしょうがなくなって、試験なんて手につかなくなるんだ。そうなったら何やってるか分かんないね。ゲンを担いで病気になったんじゃ意味がない。本末転倒だよ。
だから、あなたたちも「ゲン担ぎ」や「運勢占い」などあてにならないものに振り回されないで、しっかりと自分のやるべきことをやって前に進んでほしい。
そうして、失敗することがあればそれを素直に受け入れて、反省して次に同じ失敗を繰り返さないように努力していくしかない。
つまらんことを気にする前にやるべきことをやろう!!