
今の時代、インターネットが普及してパソコンやスマホでいつでもどこでも、何でも調べることができるし、ありとあらゆる情報を簡単に取得することができるようになった。
お父さんの若い頃は、テレビやラジオ、新聞や雑誌、そして本が情報を取得する手段のメインだった。まあ、お父さんの場合は圧倒的にテレビを見ることが多かったけどね。それでもテレビやラジオがない大昔の時代に比べればずいぶん便利なことだが、今はインターネットによってさらに便利になった。
じゃあ便利になっていろいろな情報を簡単に取得できるようになったからといって、幅広くいろいろな知識が身につくようになったかと言えばそうでもなさそうなんだよね。
というのもスマホなどでインターネットを利用するときは、大体、自分が興味のあるものしか見ないよね。お父さんもよく見るけど、例えば、YouTubeなどの動画も自分の好きな動画しか見ない。あえて見たくもないような動画を見る人はあまりいないだろう。
そして、好きな動画を見ていると自動的に関連する動画が出て来て、また見てしまう。結局、自分の興味のある範囲のものばかりになって、それ以外の情報や知識に触れる機会がかえって少なくなってしまっていると思う。
こういう自分の興味のある情報だけに偏ってしまう状態のことを、「フィルターバブル」とか「エコーチェンバー」と言うそうだ。
「フィルターバブル」とは、インターネットで自動的に配信されてくる情報を受け取り続けることによって、それを見ている我々が、自分の興味のある情報だけにしか触れなくなり、あたかも情報の膜につつまれたかのような状態になることだ。
このバブルの内側では、自分と似た考えや意見が多く集まり、反対のものは排除(フィルタリング)されてしまうので、その存在そのものに気付くことが難しくなってしまう。(参考:総務省令和5年版情報通信白書)
また、「エコーチェンバー」とは、SNS等のインターネット上で、自分と似た興味や関心を持つ人たちが集まる場でコミュニケーションする結果、自分が発信した意見に似た意見が返ってきて、特定の意見や思想が増幅していく状態のことだ。
何度も同じような意見を聞くことで、それが正しく、間違いのないものであると、より強く信じ込んでしまう傾向にあるらしい。(参考:総務省令和5年版情報通信白書)
そうなってしまうと、自分の知識や考え方が、極端に偏ってしまってすごく視野の狭い人間になってしまう。
大じいさまは、「広く浅く、いろいろな知識を身につけなさい。」と教えてくれた。政治・経済・歴史・科学・文化・スポーツなど様々な分野について、「広く浅く」知っておくことが大事だ。
例えば、一口に文化と言っても、日本なら書画・華道・茶道・陶芸・着物など様々ある。どの分野も細分化すればさらにいろいろなものがある。
もちろん、その中で何か一つでも専門的な知識を学んで身につけることができたら、なお良いことだね。
様々な知識を身につけることによって、考え方も変わるだろうし、また、人との付き合いの中で、誰と会っても何かしら共通の話題を見つけてお話しすることができる。
大人になって社会に出たら、コミュニケーション能力が非常に大事だからね。どんな仕事でも人との関わりあいなしでできる仕事はない。
テレビや新聞もあてにならないところもあるけど、やはり情報を取得するツール(道具)としてはまだまだ活用の余地はある。
あとは何と言っても読書。お父さんも最近はあまり本を読む時間がないけどテレビや新聞、インターネットよりも深い知識を身につけることができる。
まあ、ツールはなんでもいいけど、スマホばっかり見てないで様々な情報ツールからいろいろな知識を身につけて「広く浅く」どんな話題でも少しは話についていくことができるような大人になってね!!
スマホばっかり見てたらアカンで!!