お父さんの大事な話

~ 子供に伝えたい!! お父さんの熱い思いをひたすら語るブログです ~

「常識」と「良識」

2年前の皆既月食
昔の人は不吉なことが起こる予兆として嫌がったらしい
また、月食の光に当たると体に悪いとも・・・
「常識」は時代とともに変わるもの

 

 政治家の裏金問題の話をしたけれど、悪いことだと分かっていても、それがだんだん当たり前になり、最後は感覚がマヒしてしまっていつしか業界の「常識」になるんだな。

 

 「常識」とは、「一般の社会人が共通にもつ、またはもつべき普通の知識・意見や判断力」(デジタル大辞泉)という意味だ。

 

 「常識」は、人や時代の移り変わりによって内容が変わっていくものだとお父さんは思っている。そして、地域や場所といった地理的なものや仕事の業界などの範囲によっても違うものだと思っている。「業界」とは、「同じ産業や商業に関係する人々の社会。同業者の世界。」という意味だ。(デジタル大辞泉

 

 世の中にはいろいろな業界がある。農業や漁業、建物や道路、橋、ダムなどを造る土木・建築業、物を運ぶ運送業、銀行や証券会社などの金融業、土地や建物の売買を仲介したり売ったり買ったりする不動産業、物を造る製造業、物を売る小売業、病院や介護などの医療や福祉関係、国や県・市などの職員として働く公務員、学校などの教育関係、そして裏金問題の政治の世界。ほかにもさまざまな仕事がありその業界がある。

 

 そして、それぞれの業界に特有の常識とかルールとかがあるんだな。また、同じ業界の中であっても、会社によっていろいろな常識やルールがある。

 

 そこに身を置くと、良くも悪くもその常識に染まってしまう。はじめは「これって違うんじゃないか?」と思ったとしても、「みんながやってるし」とか「前からやってるならいいか」ということで考えなくなってしまう。

 

 まあ、言われたとおりにやらないと仕事にならないから、やらざるを得ないんだな。普通は仕方がない。

 

 しかし、それが良くない、悪い「常識」や「ルール」ならやめた方がいいし、それをやらなきゃ仕事にならないような会社や業界なら、その会社は辞めて他の会社や業界に変わった方がいい。(そんな簡単にはいかないかもしれないけど・・・)

 

 お父さんは、おばあちゃんから「常識」ではなく「良識」を身につけなさい。と教えられた。「良識」とは、「物事の健全な考え方、健全な判断力」(デジタル大辞泉)だ。

 

 お父さんの勝手な解釈かもしれないが、「常識」は、正しいか正しくないかは別にして、普通の人が共通に持つ知識や判断力だけど、「良識」は、「正しい知識や判断力」ということだ。

 

 つまり、「常識」は、人や時代の移り変わりによって変わる可能性があるけれど、「良識」は、普遍的に変わらない「正しい知識や判断力」だと思っている。

 

 普遍的とは、「すべてのものにあてはまる様子」(精選版 日本国語大辞典)、「広く行き渡るさま。極めて多くの物事にあてはまるさま。」(デジタル大辞泉)という意味で、要は時代や場所によって変わらないということだね。

 

 「良識」を身につけ、正しい判断をして、それに従って行動する。

 

 これは、なかなか難しいことだけど、少しでもそうできるように努力しよう。