今まで少し重たい話・・・ちょっと難しい話が多かったから、もう少し身近な話をしよう。
今回は、「食べ物の好き嫌い」についてだ。お父さんも子供の頃は好き嫌いが多かった。野菜・・・中でもキュウリは青臭くて嫌いだったなあ。お父さんと言えば「キュウリ嫌い」と言われる代名詞(代わりの名前)みたいになってた。
他にも野菜ならピーマン、にんじん、トマト、じゃがいも・・・あっ、スイカもあまり好きじゃなかったなあ。スイカは、ホントに残念な食べ物だと思ってた。
なんでかって?
だって、はじめはおいしいけど食べれば食べるほど皮に近づいていってキュウリみたいな味になるからね・・・。
野菜以外でも、カレーライスやお鍋、煮魚や焼き魚、おそば・・・冷や奴なんかも味気ないし、おかずにならないと思ってた。焼き肉もそんなに好きじゃなかったなあ。どれも嫌いとまではいかないにしてもあまり好きではなかったね。
今はどれも大好きだけど!
子供の頃は、やっぱり和食よりも洋食の方がボリューム感があってうれしかったね。ハンバーグや唐揚げ、とんかつとか・・・。
大人になってお酒を飲むようになったら、特に和食はおいしいと思うようになった。
「刺身に熱燗」なんて最高だ!! 和食最高!! 日本酒最高!!
そんな好き嫌いが多いお父さんだったけど、おばあちゃんはご飯の時、おかずに手をつけずに残すことは絶対に許してくれなかった。必ず「少しでもいいから食べなさい!大人の味を覚えなさい!」って厳しかったね・・・。
でもそのおかげで、お父さんはなんでも食べられるようになった!
今はおばあちゃんにすごく感謝してるよ。昔は、「うるさいな~、いやだな~」と思ってたけど、大人になっていろいろな人と食事をする機会があっても、なんでも食べられるから苦にならないし、食べ残して恥ずかしい思いをすることもない。
本当になんでも食べられるようになってよかったと思う。そして、なによりなんでも食べられるということは、栄養的にもバランスよく健康にいいからね。
他の人が「おいしい!」と言って食べているものを、自分が食べられないって悲しいじゃないか!
お父さんもおばあちゃんと一緒で、あなたたちに「なんでも食べなさい!」ってうるさいかもしれないけど、あなたたちが大人になったときに「お父さんにうるさく言われたけどなんでも食べられるようになって良かったな。」って、絶対に思ってくれると思うので、なんでも食べられるようになってね!