お父さんの大事な話

~ 子供に伝えたい!! お父さんの熱い思いをひたすら語るブログです ~

友達100人できるかな・・・

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仲の良い子とは仲良く、そうでない子とはそれなりに・・・



 4月の入学式から約2ヶ月が過ぎ、新一年生も新しい学校生活に慣れてきた頃かな。

 

 「1年生になったら~友達100人できるかな~」っていう歌があるけど、友達関係、つまり人間関係というのはすごく難しいね。大人でも難しい・・・。

 

 お父さんもいろいろあったよ。いじめられたこともあったし、いじめてしまったこともあった。いじめについてはあらためて話をするとして、友達との付き合い方について話をしよう。

 

 小学校高学年から中学・高校くらいの時期の友達関係は難しいねえ。大人の場合は、仕事の関係やそれぞれの立場があるから、その立場によってお互い遠慮したり我慢したりすることができるけど、子供はそうはいかないものなあ。

 

 ある意味、子供の世界は残酷だ。かっこいいか悪いか、面白いか面白くないか、勉強できるかできないか、スポーツができるかできないか、モテるかモテないか、などの単純な理由で好かれたり嫌われたりしてしまうからね。

 

 小学校や中学校は、普通はたまたま同じ地域に住んでいるというだけで同じ学校に行って、たまたまクラスが同じになるということだ。それぞれのお家のこと、例えばお父さんお母さんがどういう仕事をしているか、どういう考え方をしているか、子供に対する愛情や教育方針などもそれぞれ違うだろう。

 

 子供の頃はそういうことが分からないから、みんな自分を基準にして友達も同じ考え方をしてるんじゃないかと思ってしまうことがあるかもしれないが、その子その子のお家によって考え方は全然違うからね。そして、なんといっても持って生まれた性格がそれぞれ全然違うから、考え方や感じ方は自分と友達ではまったく違うと思っておいた方がいいよ。

 

 だから、100人が100人全員と仲良くなるなんてことは絶対無理だし、逆に100人が100人から嫌われることもない。あまり「全員と仲良くしなきゃ!」って思い過ぎない方がいい。どんなに無理して、自分を隠して「好かれよう、うまく付き合おう」としても性格が合わない人とは何をやっても合わないからうまくいかないもんだよ。

 

 こんないい方をしたら悪いけど友達なんて簡単に裏切るからね。昨日まで仲良く話していたのに急に口も利かなくなって無視してきたりする。お父さんもそういう経験あるけど辛かったな~。

 

 反対にあまり気を使わずにありのままの自分をさらけ出してもうまく付き合える友達もいる。そういう友だちを大事にすればいい。

 

 仲がいいと思った友達だってどうなるか分からない。喧嘩したり仲直りしたり、くっついたり離れたり、いろいろだよ。こういう言葉がある「来るもの拒まず、去るものを追わず」難しい言葉だけど要は、自分と仲良くしようとしてくれたらそれを受け入れ、離れて行ったらそれはそれで追っかけない。あまり気にしないことだね。気になるかもしれないけど・・・。そこは我慢だ。

 

 気が合わないからと言ってわざわざいじめたり、仲間はずれにしたりしては絶対にダメだよ。そういう子とはそれなりに付き合うか、できれば初めから付き合わない方がいい。

 

 ん~難しい!!友達関係、人間関係は大人でも悩むものな~。

 人として生きていくうえで永遠のテーマだ!

勉強も大事

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人生、一生勉強だ!!


 最初に勉強よりも大事なことがある、という話をしたね。でもそれは、「勉強が大事ではない」という意味じゃない。勉強よりも大事なことがある、というだけでやっぱり勉強も大事だよ。

 

 なぜ勉強が大事か、お父さんなりの考え方を話すね。

 

  1. 知識が身につく
  2. 計画性が身につく
  3. 分析力が身につく
  4. ストレス耐性が身につく

 

1.知識が身につく 

 まずは単純に知識が身につくこと。あなたたちが将来、どのような職業につくかはまだ分からないけど、どんな職業につくにしても基礎的な知識がなかったら話にならない。しっかりと基礎的な勉強をしておかないと、将来、自分のなりたい職業につけないよ。

 

2.計画性が身につく

 次は計画性だ。小学校のうちはそんなにないかもしれないが、中学・高校に行けば中間テストや期末テストがあるだろうし(地域や学校によって違うかもしれないけど)、高校受験や大学受験がある。そうするとテストの時に自分の力を最大限に発揮できるようにいろいろと計画するでしょ?

 いつからどの教科の勉強を始めてとか、得意な教科と不得意な教科の時間配分をどうするかとかいろいろ考える。より合理的、能率的(難しい言葉だね、ようはムダのないようにという意味)に勉強しようと考えるので計画する力がつく。

 

3.分析力が身につく

 そして分析力。分析力というのは難しい言葉だけど、ここではテストの結果、どこをどうして間違ったのかをよく調べて考えて次は間違いないようにするということや、全体の点数や順位が分かる場合は、自分が他のみんなと比べて点数が取れているのか取れていないのか、全体の中でどの位置にいるのか、順位を上げる場合にはどうしたらよいか、学力向上のため(次のテストに活かすため)にいろいろ考えることだ。

 

4.ストレス耐性が身につく

 最後にストレス耐性が身につくこと。実はお父さんはこれが一番大事だと思っている。ストレス耐性、これも難しい言葉だね。ようは、我慢する力がつくということ。

 誰だって勉強は嫌いだしめんどくさいでしょ?

 勉強が好きな子がいたらごめんね!

 そういう子は勉強も苦にならないだろうからそのまま一生懸命やってください・・・。

 普通は、勉強は嫌いだしめんどくさい。お父さんも大嫌いだった!!

 「勉強なんか死んじまえ!!」と思ってた。誰だって好きなことして遊んでテレビ見てゲームして、今ならインターネットかい?とにかく自分の好きなことに時間を使いたいじゃないか!

 でもその自分のやりたいことを我慢して勉強しなきゃいけない。この「我慢」を覚えさせてくれるのが勉強だ。とても大事なことだと思う。

 

 だから、勉強を一生懸命するということは、単に知識が身につくだけじゃなくて、いろいろな能力がアップするからぜひ頑張ってほしい。

 

 

分かっちゃいるけどやめられない・・・

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お酒を飲んだ後のラーメンは最高にうまい!!


 なんでか分かんないんだけど、飲み会なんかでお酒を飲んだ後、最後にラーメン食べたくなっちゃうんだよね。そして、そのラーメンがまためちゃおいしい!!

 

 食べ過ぎになるし、夜遅くに食べるのは体にあまり良くないということは分かってるんだけど・・・分かっちゃいるけどやめられないんだよな~

  

 まあ、若い頃に比べれば飲んだ後にラーメンを食べることは少しは減ったけど。

 

 せっかく素直に人の意見を聞いたり自分なりにいろいろ勉強して、「正しい善悪の判断基準」=「信念」が出来上がってきたとしても、その判断に従って行動する事ができなかったら意味がないよね。これがまた難しい。

 

 頭では分かっていても行動が伴わない・・・ついつい自分の弱い心に負けてしまう。

 

 大人でも良くあることだ。

 

 正しい判断に従って行動する「自制心」つまり自分をコントロールする力、自分の欲望を抑える力、そして、自分の弱い心に打ち勝つ強い心「克己心(こっきしん)」、どちらも似たような意味だけど、これが大事だ。

 

 人間、「やりたくてもやってはいけないこと」「やりたくなくてもやらなきゃいけないこと」がある。

 

 「正しい善悪の判断基準」=「信念」を持つ努力をするとともに、その判断に従って行動するための「自制心」「克己心」を持つ努力をしよう。

 

 お父さんも努力中です・・・

 

 

 

  これまでの話の振り返り

 

   1.勉強も大事だがそれよりも「正しい善悪の判断基準」=「信念」を

    身につける事が大事

  2.「正しい善悪の判断基準」=「信念」を身につけるには人の意見を

    素直に聞く事が大事

  3.自分の「弱い心」に負けずに「正しい善悪の判断基準」=「信念」に

    従って行動する事が大事

 

 

 

 

 

鍾乳石のように

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鍾乳石(写真はフリー素材サイト「写真AC」さんを利用させていただきました。)


 鍾乳石(しょうにゅうせき)って知ってるかい?

 

 鍾乳洞(しょうにゅうどう)という洞窟(どうくつ)の天井からつららのようにぶら下がった石や、下からタケノコのように生えたように見える石、また上からぶら下がった石と下から生えたような石がくっついて柱になった石のことだ。

 

 鍾乳石は、洞窟の天井から石灰(せっかい)という成分を含んだ水がたれてきて、そのしずくの水分が蒸発(じょうはつ)し、石灰が固まってできるらしい。

 

 しずくがたれてきて、ゆっくりゆっくり何年も何年も、気が遠くなるような年月をかけてつららのようになったり、タケノコのようになったり、さらには柱のようになるんだ。

 

 1㎝の大きさになるのに何年かかると思う?

 

 50年から100年くらいかかるんだって!!(もっともっと時間がかかる場合もあるらしい)だから、1mの大きさになるまでに数千年から1万年以上もかかるんだ。 

 

 びっくりだね!!

 

 これまで「正しい善悪の判断基準」を持つことが大事で、それを身につけるには「人の意見を素直に受け入れる」ことが必要だという話をしたね。

 

 「人の意見」というのは、お父さんやお母さんのような家族や学校の先生、友達など直接人から聞く場合に限らず、本やテレビ、インターネットからの情報で得る知識もあるだろう。

 

 その様々な「意見」を素直に受け入れ、そして自分の中でそれを良くかみ砕(くだ)いて十分に検討した上で必要なものを取り入れ、いらないもの「やっぱり間違ってるな」と思うものを捨てていく。その地道な積み重ねの上で自分の中に、ゆっくりゆっくり鍾乳石のように「正しい善悪の判断基準」ができあがって、それが自分の「信念」になっていくのだと思う。

(「信念」=大切だと信じることを守りとおし、その考えを実行しようとする心)

 

 そして、その「正しい善悪の判断基準」=「信念」に基づいて判断し、行動していくことが大事だ。

 

 もちろん、この「正しい善悪の判断基準」=「信念」に万一、間違いがあったと気づいたときは、また素直に修整しなきゃいけないけどね。

 

壁を薄くする

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壁の話・・・?


 人の意見を素直に受け入れることが大切だというお話をもう少し違う形でお話ししたいと思う。

 

 人間は、知らない生き物だと思う。どういう意味かって?だって、自分の「知ってる範囲」なんて限られてるでしょ?すべてのことを無限に知っている人間なんて絶対いない。

 

 どんなに勉強したって、頭のいい学者さんだって必ず自分の「知ってる範囲」と「知らない範囲」との間に壁(境)がある。

 

 人間は、この壁を取り払って無限に物事を知るということはできない。そうでしょ?

でも、自分の努力でこの壁の厚さを薄くすることはできるはずだ。

 

 自分が正しいと思い込んで素直でない人は、この壁が分厚いから、人がせっかくアドバイスやいろいろな意見を言ってくれたとしても「そんなこと言ったって・・・(自分が正しい)」と言って跳ね返してしまう。だから壁の内側の自分の「知ってる範囲」も大きくならない。それは、結局、自分が成長しないということだ。

 

 でも、さっきも言ったとおり、自分の努力でこの「壁の厚さを薄くする」ことはできる。「壁の厚さを薄くする」というのは、「人の意見を素直に受け入れる」ということだ。これは自分の努力でできることだね。

 

 人から何か言われた時に「そんなこと言ったって!!」と言って反発して耳を傾けなかったら成長はない。誰だって人から注意されれば腹が立つこともあるだろうし、反論したくもなるだろう。

 

 しかし、そこをグッとこらえて「クソッ、腹立つけどそういう考えもあるのか・・・」といったん素直に受け入れることができれば、あとから「なるほど、やっぱり自分が間違ってた。あの人の考え方が正しかった。」となったとき、成長したことになるんじゃないだろうか。

 

 だから、人の意見をまずは素直に受け入れることが大切なんだ。

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素直に受け入れる

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一番下のボクが幼稚園の頃に描いてくれたお父さんの似顔絵

人間、大人になっても子供の頃のような素直さがあったらなぁ…


 「正しい善悪の判断基準」を身につけることが大事だと言ったけど、「正しい善悪の判断基準」と一口に言ってもなかなか難しいよね?

 

 自分が「正しい」と思っていることが本当は間違っていることがあるかもしれない。実際には間違っていることを「正しい」と思いこんでいたら意味がないからね。

 

 だからいつも「ひょっとしたら自分が間違っているのでは?」という慎重な考え方が大事だ。

 

 あなたたちはまだ小学生や中学生だ。高校生や大学生になったこともないし、社会に出て働いたこともない、あたりまえだけど結婚して子供を持ったこともない。

 

 お父さんやお母さんは、それを全部経験している。もちろん、それを全部経験したからと言ってお父さんやお母さんがすべて正しいわけではないけど、経験したことのある人と経験したことのない人では知識の量や考え方に大きな差がある。やっぱり経験したことのある人の意見というのは貴重だよ。

 

 だから、まずはお父さんやお母さん、まわりの大人の人たちから「ああしたほうがいいよ、こうしたほうがいいよ。」「これはだめだよ、それは間違っているよ。」とアドバイスを受けたらまずは素直に「ああ、そうか」と受け入れてほしいんだ。

 

 人は、他人から注意されたりアドバイスを受けたりしても、なかなか素直に「ああ、その通りですね」と言って受け入れることが難しい生き物だと思う。

 

 みんな「自分が正しい」と思っているし、それは大人になればなるほど自分の考え方が固まってきて人の意見を素直に受け入れることが難しくなるのが普通だ。

 

 これはあなたたち子供だけではなく、お父さんのような大人の人にも言えることで、他の人からアドバイスされたり注意されたりしたときは、まずは素直に受け入れることが大切だ。

 

 お父さんもなかなかできないけどね・・・努力します。

 

包丁とパソコン

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どちらも便利な道具です・・・


 善悪の判断が大事だということは、少し違った言い方をすればその人の人間性(性格や考え方)が大事だということだ。

 

じゃあ、二つほどたとえ話をしたいと思う。

 

 包丁があるね。包丁は何に使う道具だい?

 そうそう「料理を作るための道具」だよね。普通はそう考える。美味しい料理を作って食べる人に喜んでもらう。包丁はその美味しい料理を作るときに野菜やお肉、お魚など切るための道具だ。

 

 しかし、使い方を間違えると人殺しの道具にもなってしまう!!

 

 殺人と言えば大変な犯罪だ。包丁は、使う人の善悪の判断、つまりその人の人間性によって料理を作って人を喜ばせるための良い道具にも、犯罪のための悪い道具にもなりうるという事なんだ。

 

 パソコンで考えてみよう。

 パソコンはすごく便利だよね。お父さんも仕事でよく使うよ。文章を作成したり、いろいろな難しい計算を瞬時に計算してくれたり。いちいち手紙を郵便で送らなくても、メールを使えば一瞬のうちに相手に伝えたいことを伝えることができる。

あなたたちもいろいろゲームをして遊ぶでしょ?

 

 その文章を作成したり、数字を計算したり、メールを送ったり、ゲームをしたりというのは、そういういろいろな個別のソフトをパソコンに入れて動かすわけだ。でも、その個別のソフトを動かすためには、パソコンの基本ソフト(Windows10とか)が必要なんだ。どんなに便利な個別のソフトがあっても、それをパソコンに入れた時に基本ソフトが古かったり、壊れていて動かなかったらその個別のソフトも動かないし使えない。

 

 「包丁や個別のソフト」は、料理やパソコンを使うときの「道具」だ。

 

 これを人間にあてはめて考えてみると、「包丁や個別のソフト」のような「道具」にあたるのが「知識や技術」だ。どんなに立派な「知識や技術」を身につけても、人間性(パソコンで言うと基本ソフト)がしっかりしていないとその「知識や技術」を人の役に立つことに使うことができないし、むしろ悪いことに使ってしまうこともある。

 

 だから、勉強して立派な「知識や技術」を身につけることは大事だけど、それ以上にその基になる人間性を磨くことや、正しい善悪の判断基準」を身につけることがもっともっと大事だ。そして、その「正しい善悪の判断基準」にしたがって「知識や技術」を使うことが大切なんだ。