お父さんの大事な話

~ 子供に伝えたい!! お父さんの熱い思いをひたすら語るブログです ~

小さな事からコツコツと・・・

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ちゃんと持てるかな?

 

 食べ物の好き嫌いの話をしたけど、食べるときの行儀についても少しお話をしたいと思う。

 

 食べるときのお箸の持ち方やクチャクチャと音を立てて食べたらいけないとかご飯や味噌汁の置く場所、茶碗の持ち方、姿勢などお父さんはあなたたちに「ちゃんとしなさい!」って、結構うるさく言うよね。

 

 「食べられれば箸の持ち方なんかどうでもいいやんか!うるさいな~」って、思うだろ?でも、お父さんはそうは思わない。食べるときの正しい箸の持ち方、姿勢、お茶碗などを置く場所は、小さなことのようだけどとても大事なことだと思う。

 

 それは、長い年月をかけて(長い年月がかかったかどうか分からないけど)、これが正しいといわれるようになった箸の持ちや姿勢、お茶碗を置く場所などは、見た目に美しいし、動きも合理的(ムダがない)だ。

 

 この「見た目に美しくきれい」ということは大事で、他の人が見たときに見た目に気持ち良く感じるか、不快(いやな感じ)に感じるかは理屈じゃない。やはり人に不快(いやな感じ)を与えないようにしなきゃいけない。

 

 食べるときにクチャクチャ音を立てたり、箸の持ち方がヘンテコだったり、ご飯や味噌汁、おかずがテーブルにバラバラに置いてあったり、座敷(ざしき)にしろ椅子(いす)にしろ、あぐらや足を横に出したり、膝を立てたり足を組んだりして食べたりする姿は、他から見ていてやっぱり感じのいいもんじゃない。それは理屈じゃないんだ。

 

 今は、そういうことを厳しく言う親が少なくなったから、ヘンテコな箸の持ち方や行儀悪い食べ方をしても、それをあまりヘンテコと思わないようになってきているかもしれない。でも、お父さんはそれじゃいけないと思うし、せめてあなたたちには行儀良くご飯を食べる習慣をつけてほしい。

 

 そして、そういう小さなことも努力できないようでは、立派な大人になれるはずがない。何事も小さなことからコツコツと努力して、「向上心」、つまり、自分の悪いところを直して、良くなろうという心をもって努力することが大事だ。

 

 

 

米粒の気持ち

 

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ごちそうさま??

 

 食べ物の好き嫌いが多い人の中には、嫌いな物を残して簡単に捨ててしまう人がいるね。(最近は、好き嫌いだけでなく、本当は食べられるのにダイエットを気にして捨ててしまう人もいる・・・)お父さんは、あれは食べ物がもったいないし、料理を作ってくれた人に申し訳ないことだなと思う。

 

 そして、料理を作ってくれた人だけではなく、いろいろな人に申し訳ないことなんだ。それはどういうことかというと、お父さんやあなたたちが料理を口にすることができるのは、いろいろな人のおかげで成り立っているということだ。

 

 その料理の材料となる穀物(こくもつ)や野菜を作ったり、魚を捕ってきたり、お肉の元となる動物を飼育してくれた人(農家・漁業・畜産など)、それを缶詰やレトルトパック、冷凍食品など様々な形に食べやすいように調理してくれる人(加工)、加工した食品も加工していない食品も含めて市場やスーパーマーケットなどに運んでくれた人(運送)、スーパーマーケットやコンビニなどのお店で販売してくれた人(小売)、最後にお店や家庭で料理を作ってくれた人(飲食店のコックさんやお母さんなど家族の人たち)など、いろいろな人たちのおかげで、やっとおいしい料理を口にすることができるんだ。

 

 そして、なにより穀物や野菜、魚やお肉などは「自然の恵み」がなければ成長・生育はない。この「自然の恵み」のおかげでみんなおいしい食べ物を口にすることができる。

 

 この「自然の恵み」に、そして料理を口にするまでに関わってくださった多くの人たちに感謝しなきゃならない。この感謝の気持ちがあれば、そう簡単に食べ物を捨てるなんて粗末(そまつ)に扱うことはできないはずだ。

 

 ご飯一粒も残さずに食べることが大事。茶碗に米粒がいっぱいついたまま「ごちそうさま」する人がいるけど、一粒も残さずに食べてほしい。

 もし、自分がその残されたお米だったらどう思う?「ボクも農家の人に一生懸命育ててもらって、そして運ばれて売られて、炊いてもらってみんなと同じご飯になったのにボクは食べてくれないのかい?捨てちゃうのかい?そんなのいやだよ~!悲しいよ~!」って思わないかい?

 

 もちろん、体調が悪かったりして、どうしても食べられない時はあると思う。それは、仕方がない。でも、そういうときでも「残してごめんなさい。」という気持ちが大切だと思う。そして、感謝の気持ちを持って、できるだけ好き嫌いで食べ物を捨てたりせずに残さずに食べてほしい。食べ物を粗末にしないように!

 

食べ物の好き嫌い②

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小学校3年生くらいの時に嫌いだった納豆が突然おいしくなって食べられるようになった。

今では毎朝食べている。お父さんの健康の源だ!


 これはお父さんの偏見(勝手な思い込み)だけど、食べ物の好き嫌いが多い人はわがままな人が多いように思う。もちろんアレルギーなどの体質(健康上の問題)によって食べることができない物が多いというのは別だよ。そうではなくて体質的に問題なく食べることができるのに、自分の好き嫌いだけで食べられないもの(食べたくないもの)が多い人の話だ。

 

 誰だって一つや二つくらいはどうしても苦手という食べ物があるかもしれない。この程度は仕方がないと思う。でも、苦手な食べ物がたくさんあるということは、それを克服(食べられるように)しようとする努力をしていないんじゃないかな。

 

 嫌いな食べ物を食べられるようにしようというのは努力のいることだ。そして、この努力をするためには「向上心」(自分を良くしよう、良くなろうという心)が必要だ。

 

 食べ物の好き嫌いが多い人は、この「向上心」が足りないような気がする。一事が万事(一つのことを見れば、他のすべてのこともほぼ推測できるという意味)で、「向上心」がないということは、自分の悪いところを直そうという努力をしないということだ。

 

 そういう人は、「我慢」ができないし、自分が「好きか嫌いか」「やりたいかやりたくないか」という基準でしか物事を判断しないので、周りから見ると「わがままな人」に見えてしまうことになる。と、お父さんは思う。

 

 お父さんも経験があるけど、嫌いな物でも我慢して食べていると、あるとき急に「あれ?これうまいやん!!いける!!めちゃうまい!!」ってなって大好きになることがよくある。お父さんの場合は、納豆がそうだった。日本が誇る健康食品!今では大好きで毎朝食べてる。だから、あなたたちも嫌いな物でも我慢して食べ続けて欲しい。

 

 まずは食べ物の好き嫌いをなくすことが第一歩。そして、食べ物の好き嫌いだけではなく、自分の悪いところ、欠点を少しでも直そうという「向上心」をもって努力をしてほしい。お父さんもまだまだ努力中だ・・・

 

 

 

食べ物の好き嫌い①

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なんでも食べられるようになってね!

 

 今まで少し重たい話・・・ちょっと難しい話が多かったから、もう少し身近な話をしよう。

 

 今回は、「食べ物の好き嫌い」についてだ。お父さんも子供の頃は好き嫌いが多かった。野菜・・・中でもキュウリは青臭くて嫌いだったなあ。お父さんと言えば「キュウリ嫌い」と言われる代名詞(代わりの名前)みたいになってた。

 

 他にも野菜ならピーマン、にんじん、トマト、じゃがいも・・・あっ、スイカもあまり好きじゃなかったなあ。スイカは、ホントに残念な食べ物だと思ってた。

 

 なんでかって?

 

 だって、はじめはおいしいけど食べれば食べるほど皮に近づいていってキュウリみたいな味になるからね・・・。

 

 野菜以外でも、カレーライスやお鍋、煮魚や焼き魚、おそば・・・冷や奴なんかも味気ないし、おかずにならないと思ってた。焼き肉もそんなに好きじゃなかったなあ。どれも嫌いとまではいかないにしてもあまり好きではなかったね。

 

 今はどれも大好きだけど!

 

 子供の頃は、やっぱり和食よりも洋食の方がボリューム感があってうれしかったね。ハンバーグや唐揚げ、とんかつとか・・・。

 

 大人になってお酒を飲むようになったら、特に和食はおいしいと思うようになった。

 「刺身に熱燗」なんて最高だ!!  和食最高!!  日本酒最高!!

 

 そんな好き嫌いが多いお父さんだったけど、おばあちゃんはご飯の時、おかずに手をつけずに残すことは絶対に許してくれなかった。必ず「少しでもいいから食べなさい!大人の味を覚えなさい!」って厳しかったね・・・。

 

 でもそのおかげで、お父さんはなんでも食べられるようになった!

 

 今はおばあちゃんにすごく感謝してるよ。昔は、「うるさいな~、いやだな~」と思ってたけど、大人になっていろいろな人と食事をする機会があっても、なんでも食べられるから苦にならないし、食べ残して恥ずかしい思いをすることもない。

 

 本当になんでも食べられるようになってよかったと思う。そして、なによりなんでも食べられるということは、栄養的にもバランスよく健康にいいからね。

 

 他の人が「おいしい!」と言って食べているものを、自分が食べられないって悲しいじゃないか!

 

 お父さんもおばあちゃんと一緒で、あなたたちに「なんでも食べなさい!」ってうるさいかもしれないけど、あなたたちが大人になったときに「お父さんにうるさく言われたけどなんでも食べられるようになって良かったな。」って、絶対に思ってくれると思うので、なんでも食べられるようになってね!

 

 

負けていけ

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ことわざにも「負けるは(が)勝ち」というのがあるね


 お父さんがいじめを乗り越えられた理由を少し話したいと思う。

 

 大じいさまが大じいさまの先生から教わった言葉で、おばあちゃんからよく聞かされた言葉がある。(登場人物についてはプロフィールを参照ください。)

 

それは、『負けていけ』という言葉だ。

 

 もう少し詳しく言うと「負けていけ。どこまででも負けていけ。負けてどれだけの損がある。勝ってどれだけの得がある。命とられる寸前まで負けていけ。命が取られそうになったら敢然(かんぜん)と立ち上がれ。」という内容だ。

めちゃくちゃ難しいことだけど・・・

 

 この言葉をよく聞かされてきたから、相手に何を言われようが、何をされようがお父さんは頑張って、ずーっと負けて(我慢して)きたんだ。さすがに「命とられる寸前」までとはいかないけどね。

 

 ことわざに「負けるは(が)勝ち」「損して得取れ」という言葉もある。辞書で調べてみると「負けるは(が)勝ち」は、「時にはあえて争わずに相手に負けたことにしておいたほうが、結果的には有利になり、価値に結びつくことがある」という意味だ。

 

 「損して得取れ」は、「目前のちょっとした損には目をつむって、のちのち大きな利益を得るようにしたほうがよいということ」という意味だ。

 

 お父さんが教わった『負けていけ』は、この「負けるは(が)勝ち」「損して得取れ」の二つの言葉よりももっと大きく深い意味があって、より難しい事だと思う。

 

 いじめに限らず、どんなことでも人と争わずに『負けていけ』を実行することができたら、きっと道は開ける。お父さんも、あの時のいじめを我慢して乗り越えて、頑張ってきてつくづくよかったと思う。

 

 今では、あの経験はお父さんの人生にとって必要な経験だったのかな、とも思えるようになった。

 

 あなたたちも、これからいろいろな悩みや苦労があると思う。腹立つこともあればめちゃめちゃ悔しい思いをすることもあるだろう。でも、そういう壁にぶち当たって苦しい時にこそ、この『負けていけ』という言葉を思い出して欲しい。

 

 そして、その壁を頑張って乗り越えていって欲しい。どんな苦しいこともきっと乗り越えられるから大丈夫!!

 


nikkokun0103.hatenablog.jp

 

 

いじめについて②

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やまない雨はない・・・


 いじめは何をされてもいやだけど、無視されるのはやっぱりつらかったね。自分の居場所がなく、本当に情けない気持ちになってしまう。

 自分の存在を否定(自分はこの世にいちゃいけない人間だと言われている感じ)されたような気になって「自分は何のために生まれてきたんだろう?生きるってどういうこと?死んでいなくなりたい・・・」って、なってしまう。だから、いじめを苦にして自殺する子の気持ちがよく分かるんだ。

 

 誰かに言うにも、いじめられていることが恥ずかしいことに思えて(いじめられることは決して恥ずかしいことじゃない。いじめるやつが悪いだけだ!)、親にも言えないし先生にも言えない。言ったところで一時的に(その時だけ)解決しても、その後に「また仕返しされるんじゃないか?」と思ってしまうのでなかなか言えないよね。それで誰にも言えずに一人で悩みを抱え込んでしまう。

 

「自分さえ黙っていれば・・」と思って、嵐が過ぎ去るのを待とうとする。しかし、結局、嵐が収まらずに、ましてやエスカレートする(いじめがよりひどくなる)と、我慢の限界に達してしまって悲劇(自殺)を生むことになる。

 

 だから、もし、いじめられるようなことがあったら恥ずかしがらずにお父さんやお母さんに話してほしい。お父さんやお母さんに話しにくかったら、おじいちゃんやおばあちゃん、学校の先生でもとにかくあなたたちが信頼できる身近な大人の人に話してほしい。

 

 身近にそういう大人の人がいなかったら児童相談所や市役所などでもいい。電話相談などもあるから、とにかく大人につながることだ。(最後に相談窓口のリンクを貼っておくね)

 

 ただ、相談してもすぐに解決できることもあればなかなか解決できないこともある。むしろ、いじめについてはなかなか解決できないことの方が多いと思う。そして、残念ながら誰もあなたたちと代わってあげられない。だから、最後は自分で乗り越えていくしかないのも事実だ。

 

 それでも、誰かに話すことによって気持ちが少しは楽になると思う。そして、時間がかかるかもしれないけど、何らかの解決策が必ず見つかるし、必ず乗り越えることができるから絶対に自殺なんて考えたらダメだよ!

 

 いじめが、あなたが置かれた状況が、永遠に続くことは絶対にない!

 

 自殺することを考えてしまうくらいに、よっぽどいじめがひどかったら学校なんて行かなくていいんだから。ほかの学校に代わってもいいし、何かほかの方法を考えればいい。大人に相談することによってそういう方法がいろいろと見えてくるから、何かあったら悩まずに必ず相談してね。

 

 そして、いじめを乗り越えることができたら、その乗り越えた人はきっと強くなるし、人にも優しくなれる。人として大きく成長し、違った人生の道が必ず開けるから絶対大丈夫!

 

 いじめについてお父さんが言いたいことをまとめると

 

  • まずは絶対にいじめる側にならないこと!
  • いじめられたら一人で悩まずに大人に相談すること!
  • 絶対に自殺なんて考えないこと!
  • いじめは絶対に乗り越えることができるということ!

 

 お父さんは、あなたたちにお父さんが経験したようなつらい思いをさせたくない、そして、いじめなどに巻き込まれずに楽しい学校生活を送ることができるよう願っているよ。

 

チャイルドライン® 18さいまでの子どもがかけるでんわ

子供(こども)のSOSの相談窓口(そうだんまどぐち):文部科学省

法務省:子どもの人権110番

 

 

 

いじめについて①

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いじめは大罪だ!!


 友達の話をしたから、「いじめ」についても話をしておこう。いじめの話をするのはしんどいな。お父さんもよくいじめられたからね。

 

 今でもテレビや新聞などで誰かが「いじめを苦にして自殺した」というニュースを見たり聞いたりすると、「どんなにつらかっただろうか?」「かわいそうに、何か助けてあげる手立てはなかったのだろうか?」「なんとか乗り越えれば、また新たな人生を歩めたかもしれないのに残念だな・・・」といろいろ思って胸が苦しくなる。

 

 だから、そもそもそういうニュースはあまり見たくないし、テレビの場合は最後まで見ずにチャンネルを変えたり電源を切ってしまうこともある。

 

 お父さんの場合は、ある日突然、みんなから無視されたり、うち履きの靴ひもを隠されたり、机の中がチョークの粉でくちゃくちゃに汚されたり・・・。ほかにもいろいろある、あげたらきりがないね。

 

 そういうことが小学校3、4年生から高校1、2年生くらいまで(長いだろ~)毎年のように何かがあった。

 

 中学2年生の時にはトイレで3人に囲まれて殴られたこともあった。さすがにお父さんも我慢できなくて、3人のうちの1人に殴り返して殴り合いのケンカになったことがあるよ。ま、それがきっかけでそのときのいじめは落ち着いたけどね。

 

 いじめられた理由はよくわからない・・・。

 お父さんにも何か理由があるかもしれない。しかし、どんな理由があっても「いじめる方が絶対に悪い!!」だからいじめる側にだけは絶対になっちゃいけない。いじめられた人から恨まれるし、いじめた人は絶対にいい人生を送ることはできない。そんな人間が幸せになれるわけがない。いじめは大罪だ!

 

 ちなみにさっき話した中学2年生の時にトイレでケンカになった3人のうち、お父さんのことをいじめていた主犯格の生徒(一番お父さんのことをいじめたやつ)は、20歳頃に事故で死んだそうだ。これは極端な例(めったにないこと)かもしれないけど、「人をいじめた人間は絶対に幸せになれない!」ことの一つの例だ。お父さんはそう思う。

 

 だから、いじめる側にだけは絶対にならないでね。